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2025年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
20251014 移転しました
移転を・・・・・完全に完了できてないけど旧サーバーとの兼ね合いでいったん完了!しました。
コンテンツ的にはバンやろ・ボイフレ・夢キャスあたりのそこそこあるログがまだ上げられていないので、また余裕があるときに一気に作業します。
絵を上げる際に億劫にならないように全部ぽいぽい投げられるてがろぐで作ってみて、そのついでに書きたいときに日記を書けるような形にしてみました
日記は・・・月1とかでなにか書けたらいいほうですね 直近だとそれこそZAのいろいろを書けたらいいですね
SNSもほぼ見るだけ~になってからアウトプット能力が死んでいるのでリハビリも兼ね。
昨日は初日のオモコロ展に行ってきたのですが、かな~り面白かったです
展示されている半分くらいの内容は記事や動画で出ていたけど、現地ならではの体験ができてあっという間に時間が過ぎていた
我々が黄色いソファフォトスポットに並んでいるとき、ちょうど長島さんが直々に写真撮影係をしてくれていて撮っていただきました
あと物販で並んでいる人たちにみくのしんさんが商品のアピールを欠かさず(間近で見てもめちゃめちゃ声デカくてよかった)
自分はパンフレットを、同行者は黄色いソファティッシュの押し売りにあいました。直接商品カードを渡してくれるのでもうその場で買ってしまう~
いつもみている人たちとの距離が近くてすごかった~
取り急ぎの移転も終わったし明後日のZA全力で迎えるぞ~~~~!!!まじで楽しみ~
りつあんSS
#あんスタ
ああ、いまにも降りだしそうだ。
気が滅入りそうなほど灰の色をした空を見上げながら、ひとつ欠伸をした。こんな天気だから当然学園の外を歩いてる生徒なんてほとんどいなくて、それはとても静かだった。ときどきすれ違う人間はみな建物の中へ逃げるように吸い込まれていく。それを特に気に留めることもなくガーデンスペースをふらつきつつ進んでいくと、ベンチにひとりの影を見つけた。
「あんず」
その名を呼ぶと、こちらに気づいた彼女がわずかに口角を上げて微笑み、自分の太股をとんとんと軽く叩く。それを合図に、言葉を交わすこともなくころりとベンチに寝転がり膝枕をしてもらう。最初は躊躇いの表情をしていた彼女も次第に慣れたようすで、膝を貸しながら黙々と作業を進めるのが日課と化していた。故に毎日作りかけの衣装やプロデューサーとしての仕事道具、教科書などが常に彼女の座る横に常備されていたのだが、どうやら今日はなにも荷物を持たずにこのガーデンスペースにやってきたらしい。
「ねえ、今日はなにもしないの」
「今日はね、ちょっと考え事」
「ふうん。いつもはあんなに忙しそうなのに、」
余裕だね、そう皮肉交じりな返事をしようと顔をふと上げたとき彼女と目が合い、思わず呼吸を止めてしまった。少し離れたところからではまったく気がつかなかったが、その目は真っ赤に腫れ上がっていて、夢ノ咲じゅうの誰だって彼女が涙を流していたことをすぐに察することができるはず。なんで。ただひとりのプロデューサーとして、いつだって誰にも弱みを見せたこともなかっただろうに。
そのとき頭のなかに一人の顔が浮かんだ。ああ、思い出したくもなかった。認めたくはないけど実の兄であり、アイドルではなく一人の男として彼女の心を奪ってしまった奴だ。
両人から話を聞いたわけではないが、これだけ近くにいるのだから嫌でもわかってしまうことがあった。彼女が兄者――朔間零に恋愛感情を抱いていたことと、その兄者が彼女――あんずにプロデューサー以上の感情を抱いていなかったことだ。そしてその関係はとてもアンバランスで、すこしつつくだけで簡単に崩れてしまうということも。
さてこの状況をどうしようか、と少しだけ黙りこむ。こんなめんどくさいことに首を突っ込むなんてことはしたくなかったが、今更とぼけたってどうしようもないことぐらい解っていた。じっと見つめられた彼女は戸惑っていたが、ようやく自身がどんな状態になっているのか気づいたのか、慌てて片手で顔を隠そうとする。だが無意識のうちにその手首を掴んで阻止をしていた。
「あ、の、これは」
「あんずをこんなひどい顔にするなんて、兄者ってほんとにサイアク」
原因を当てられたことか、意中の人間の話題がでてきたことか、はたまた両方からか。驚いて言葉も出ないようで、しばらく口をあけながら放心したあと、腕をおろした。
「……すごいね、わかっちゃうんだ。兄弟だからかな?」
違う、あの変人兄者のことなんかこれっぽっちもわかるはずがない。あんずのことだからわかるだけ。なぜかは知らないけど。口には出さずに、そっと心のなかでそう返事をした。しばらくのあいだ、静かな風の音だけが聴こえていた。彼女は視線を彷徨わせながらことの発端をどう説明しようか悩んでいるようで、ずっと口ごもらせている。次第に耐え切れなくなったのは、自分のほうだった。
「……別に何があったかなんて興味ないし説明しなくていいよ。俺はただ昼寝をしにきただけだし、いつもどおり膝枕になってくれればどーでもいいから」
じゃあおやすみ、いい時間になったら起こしてね。それだけ伝えて、いや一方的に言葉を投げかけてまぶたを閉じた。興味ないというのは、多分嘘。でもいまは彼女の口からあの名前を聴きたくなかった。原因不明のもやもやとした感情に支配されながらも、無理やり眠りにおちた。意識を手放す前に頬に落ちてきた雫が、ようやく降りだした雨だったのか、彼女がアイツを想って流した涙だったのか、そんなことは知りたくなかったから。
ああ、いまにも降りだしそうだ。
気が滅入りそうなほど灰の色をした空を見上げながら、ひとつ欠伸をした。こんな天気だから当然学園の外を歩いてる生徒なんてほとんどいなくて、それはとても静かだった。ときどきすれ違う人間はみな建物の中へ逃げるように吸い込まれていく。それを特に気に留めることもなくガーデンスペースをふらつきつつ進んでいくと、ベンチにひとりの影を見つけた。
「あんず」
その名を呼ぶと、こちらに気づいた彼女がわずかに口角を上げて微笑み、自分の太股をとんとんと軽く叩く。それを合図に、言葉を交わすこともなくころりとベンチに寝転がり膝枕をしてもらう。最初は躊躇いの表情をしていた彼女も次第に慣れたようすで、膝を貸しながら黙々と作業を進めるのが日課と化していた。故に毎日作りかけの衣装やプロデューサーとしての仕事道具、教科書などが常に彼女の座る横に常備されていたのだが、どうやら今日はなにも荷物を持たずにこのガーデンスペースにやってきたらしい。
「ねえ、今日はなにもしないの」
「今日はね、ちょっと考え事」
「ふうん。いつもはあんなに忙しそうなのに、」
余裕だね、そう皮肉交じりな返事をしようと顔をふと上げたとき彼女と目が合い、思わず呼吸を止めてしまった。少し離れたところからではまったく気がつかなかったが、その目は真っ赤に腫れ上がっていて、夢ノ咲じゅうの誰だって彼女が涙を流していたことをすぐに察することができるはず。なんで。ただひとりのプロデューサーとして、いつだって誰にも弱みを見せたこともなかっただろうに。
そのとき頭のなかに一人の顔が浮かんだ。ああ、思い出したくもなかった。認めたくはないけど実の兄であり、アイドルではなく一人の男として彼女の心を奪ってしまった奴だ。
両人から話を聞いたわけではないが、これだけ近くにいるのだから嫌でもわかってしまうことがあった。彼女が兄者――朔間零に恋愛感情を抱いていたことと、その兄者が彼女――あんずにプロデューサー以上の感情を抱いていなかったことだ。そしてその関係はとてもアンバランスで、すこしつつくだけで簡単に崩れてしまうということも。
さてこの状況をどうしようか、と少しだけ黙りこむ。こんなめんどくさいことに首を突っ込むなんてことはしたくなかったが、今更とぼけたってどうしようもないことぐらい解っていた。じっと見つめられた彼女は戸惑っていたが、ようやく自身がどんな状態になっているのか気づいたのか、慌てて片手で顔を隠そうとする。だが無意識のうちにその手首を掴んで阻止をしていた。
「あ、の、これは」
「あんずをこんなひどい顔にするなんて、兄者ってほんとにサイアク」
原因を当てられたことか、意中の人間の話題がでてきたことか、はたまた両方からか。驚いて言葉も出ないようで、しばらく口をあけながら放心したあと、腕をおろした。
「……すごいね、わかっちゃうんだ。兄弟だからかな?」
違う、あの変人兄者のことなんかこれっぽっちもわかるはずがない。あんずのことだからわかるだけ。なぜかは知らないけど。口には出さずに、そっと心のなかでそう返事をした。しばらくのあいだ、静かな風の音だけが聴こえていた。彼女は視線を彷徨わせながらことの発端をどう説明しようか悩んでいるようで、ずっと口ごもらせている。次第に耐え切れなくなったのは、自分のほうだった。
「……別に何があったかなんて興味ないし説明しなくていいよ。俺はただ昼寝をしにきただけだし、いつもどおり膝枕になってくれればどーでもいいから」
じゃあおやすみ、いい時間になったら起こしてね。それだけ伝えて、いや一方的に言葉を投げかけてまぶたを閉じた。興味ないというのは、多分嘘。でもいまは彼女の口からあの名前を聴きたくなかった。原因不明のもやもやとした感情に支配されながらも、無理やり眠りにおちた。意識を手放す前に頬に落ちてきた雫が、ようやく降りだした雨だったのか、彼女がアイツを想って流した涙だったのか、そんなことは知りたくなかったから。







































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